I Can't Stand Myself When You Touch Me / James Brown King '68 67年のヒット・シングル「I Can't Stand Myself(When You Touch Me)」を軸に編まれた本作、毎度のことながら既発曲が大半の寄せ集めアルバムではあるが、その既発のシングル曲の出来がハンパない。圧巻な ...

Ain't No Backin' Up Now / Isis Buddah '75 古代エジプトの女神をバンド名とする女性ファンク・ロック・バンド、アイシス。女性メンバーだけのファンク・バンドというのは非常に稀少な存在。80年代にはクライマックスというのが居たが、多分その他にはこのアイシスぐらい ...

ドラム編、ベース編に続いて、今回はギター編。ファンクやソウルなど、ブラック・ミュージックにおけるギターの役割は、例えばロックにおけるソレと比べると限定的であり、脇役と言っていいかもしれない。派手なソロを取ることはあまりなく、基本、カッティングやリフをひた ...

Dangerous / General Caine Tabu '83 ミッチ・マクドウェル率いるLAの路上叩き上げのファンク・バンド、ジェネラル・ケイン。前作『Girls』で、フレッド・ウェズリー、メイシオ・パーカー、リチャード・クッシュ・グリフィス、レイ・デイヴィス、ドーン・シルヴァら、Pフ ...

Eccentric Soul : The Forte Label Numero '13 偏執的過ぎるコンピレーションの数々で、酔狂なマニアの支持を受けるレーベル、ヌメロ。エキセントリック・ソウルと銘打たれた看板シリーズからリリースされた本作は、カンザス・シティーのマイナー・レーベル、フォルテの音 ...

Bounce, Rock, Skate, Roll / Vaughan Mason & Crew Brunswick '80 ニューヨークはブルックリンで結成されたヴォーン・メイソン&クルー。中心人物のヴォーン・メイソンは、ブルックリンの雄、BTエクスプレスのエンジニアとも、あるいはレコ屋の店員とも、はたまたアトラ ...

Medicine 4 My Pain / Lynden David Hall Cooltempo '97 UKの自作自演派アーティスト、リンデン・デイヴィッド・ホールのことを語る際に散々用いられてきた枕詞、「UKからのディアンジェロへの回答」。デビュー・シングル「Sexy Cinderella」や、2ndシングル「Do I Quali ...

Make It Funky The Big Payback : 1971-1975 / James Brown Polydor ’96 『Foundations Of Funk : A Brand New Bag 1964-1969』『Funk Power 1970 : A Brand New Thang』に続く、JBのクロニクル・シリーズ第3弾『Make It Funky The Big Payback : 1971-1975』。ブーツ ...

ジョン・ブラックウェルが逝ってしまった。昨年7月にニック・ウェストの来日公演に同行した際、脳腫瘍に倒れ、それ以来闘病中だった。まだ43歳、あまりにも早過ぎる。昨年から、プリンス、バーニー・ウォーレル、ジュニー・モリソン、クライド・スタブルフィールドと、悲しい ...

Disco-Funk RCA '75 本作はもともと75年にRCAからリリースされた11曲入りのコンピレーション盤だが、2017年になってポーランドのレーベル、プレイ・バックから7曲追加してリイシューされた。RCA盤は当然ながら75年までの曲が収められていたが、プレイ・バック盤には80年代 ...

Purple Rain Deluxe Expanded Edition / Prince & The Revolution Warner Bros. '17 待ちに待った『Purple Rain』デラックス版がついにリリース。最初にアナウンスされたのが2014年。その時はリリース30周年記念盤という話だったのが、それから3年の時を経てようやく実現 ...

Odell Brown Paula '74 60年代から、オーデル・ブラウン&オルガナイザーズとして活動したオルガン奏者、オーデル・ブラウン。70年代には、マーヴィン・ゲイ『Live At The London Palladium』に参加。更に、あの「Sexual Healing」をマーヴィン、デイヴィッド・リッツと共 ...

I'm Not Blind... I Just Can't See / Calvin Scott Stax '71 60年代にはクラレンス・カーターとのデュオで活動していたという、盲目のソウル・シンガー、カルヴィン・スコット。先にソロ・デビューしスターとなったクラレンス・カーターとは対照的に、交通事故などのトラ ...

Los Africanos Acid Jazz '09 ロス・アフリカノスは、ニューヨークのラテン・ソウル・ツーンでプロデューサーとして活躍したというボビー・マリンなる人物を中心に、70年代当時のニューヨーク・ラテン・コミュニティーのスタジオ・ミュージシャンが集結したプロジェクト、 ...

ドラム編に続いて、今回はベース編。数多のポピュラー音楽において、ベースは地味な脇役的扱いかもしれないが、リズム音楽であるブラック・ミュージック、殊にファンクにおいては、ベースは花形の楽器で、スター・プレイヤーも数多い。ファンク・バンドにあっては、やはりド ...

Off The Cuff / Freddie Robinson Enterprise '73 50年代からリトル・ウォルターのバンドに加入、その後はブルー・ミッチェルなどの作品に参加、ジャズ/ブルースを股にかけ活動したギタリスト、フレディー・ロビンソン。ソロ作も60年代からポツポツと出していたようだが ...

I Just Can't Help Myself / Terry Callier Cadet '73 テリー・キャリアーのカデット3部作の3枚目、『I Just Can't Help Myself』。『Occasional Rain』『What Color Is Love』、そして本作と、ソウル/フォーク/ジャズを自在に行き来する音楽性はいずれの作品にも共通し ...

Function Underground The Black And Brown American Rock Sound 1972-1977 Now-Again '17 ストーンズ・スロウ傘下のレーベル、ナウ・アゲインからリリースされた本作『Function Underground』は、ブラック・ロック/サイケデリック・ファンクのコンピレーション盤。ジミ ...

70年代以降のソウル・ミュージックに尋常ならざる影響を与えたマーヴィン・ゲイのアルバム『What's Going On』、そして楽曲としての「What's Going On」。その神通力は今だ衰えず。戦争や人種問題、都市の貧困から環境問題までを取り上げた社会派のメッセージや、アルバムを ...

I Am What I Am / Ruth Copeland Invictus '71 ルース・コープランドはイギリス生まれの白人女性ロック・シンガー。どういうワケか、70年代初頭にインヴィクタスからアルバムを2枚リリースしている。この人がロックの分野でどういう風に評価されているのかはまったく知ら ...

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