love power peace
Love Power Peace Live At The Olympia,Paris,1971/James Brown
 Polygram '92

『Sex Machine』や『Revolution Of The Mind』など、JBは数多くのライヴ名盤を残しているけど、この92年になって発掘リリースされた71年パリ・ライヴ盤がベスト。
何といっても、ブーツィー擁するオリジナルJB'sをバックに、ゴリゴリのハードコア・ファンクで攻めまくるJB御大が圧巻。この頃には既にクライドは抜け、ドラムスはジャボとタイガー・マーティンという人になっているが、ジャボとブーツィーはやはり相性が良く、抜群のコンビネーションが聴ける。このリズム隊以上に目立っているのが、ブーツィーの実兄キャットフィッシュ。荒削りなソロ、キレキレのカッティングが素晴らしい。
カッコよすぎるイントロダクションからもうアドレナリン出まくりの「Brother Rapp」から、スタジオ録音版より100倍カッコいい「Ain't It Funky」へと怒涛の展開。フレッドとキャットフィッシュがソロを取り、最後は負けじと御大のアナーキーなオルガン・ソロ。ファンキー過ぎる。ファンク曲と「Bewildered」や「Try Me」といったお約束のバラード曲を交互にやり緩急をつけつつショウは進行。JBとボビー・バードの例の掛け合いをバックに延々とキャットフィッシュがギター・ソロをカマす「Sex Machine」とかヤバい。終盤は「Super bad」「Get Up,Get Into It,Get Involved」「Soul Power」のスーパー・ファンク連弾で大炎上。