funk or walk
Funk Or Walk/The Brides Of Funkenstein
 Atlantic '78

スライのところでバック・ヴォーカルをやっていた、リン・メイブリィとドーン・シルヴァのデュオ。リンはスライのいとこ、ドーンはスライと付き合っていたらしく、スライが前座を務めたマザーシップ・コネクション・ツアーにもこの2人は帯同。2人を気に入ったクリントンが引き抜いたらしい。
何しろPファンク絶頂期。鉄壁の演奏陣をバックに、華やかでコンビネーション抜群の2人のヴォーカルが映える。基本はパーラメント・タイプのファンクだが、やはりそこは女性ヴォーカル・グループということで、パーレット同様に本隊ではほとんどやらないバラード曲も配置。とは言え、決して甘くなり過ぎず、グリッティな感覚を残すあたりはさすが。
1曲目はスマッシュ・ヒットを記録したブーツィー主導の「Disco To Go」。ディスコと言いつつもコレは生粋のPファンク。曲の最初と最後の複雑かつカッコ良過ぎるキメのフレーズは、ブーツィーのステージでは必ずシメで演奏される。ファンクは他に、ゴリゴリのスロー・ファンク「Birdie」、ストリングス入りのパーティー・ファンク「Amorous」といずれも高品質。宇宙遊泳しているようなバーニーのシンセが楽しい「War Ship Touchante」、ポインター・シスターズ風のノスタルジックな「Nappy」もなかなか。バラードでは、フィリー風の「When You're Gone」はアヴェレージだが、ねっとりと艶っぽい「Just Like You」は良い曲だ。
「Disco To Go」がヒットしたことで、ブライズはラバー・バンドのツアーで前座を任されるほどに。その当時のステージの様子は、2000年になってリリースされたライヴ盤で聴くことができる。順風満帆なスタートを切ったように思えたグループだが、アルバム1枚のみでリンが脱退してしまったのは残念。