lady soul
Lady Soul/Aretha Franklin
 Atlantic '68

アトランティックからの3枚目。1枚目の『I Never Loved A Man The Way I Love You』と並び、アレサの、と言うよりもソウル・ミュージックを代表する大名盤。
ピンと張り詰めた高音、ソウルフルなザラつきのある中~低域、圧倒的な歌力で押すストロング・スタイルでありながら、女性らしい可憐さや愁いも帯びたアレサの声は、女性ソウル・シンガーとして理想的だと思う。録音はニューヨークだが、ロジャー・ホーキンズやスプーナー・オールダムなどフェイム・スタジオのミュージシャンに加え、キング・カーティスやボビー・ウォマックらがアレサをバックアップ。
冒頭の「Chain Of Fools」は、ルーズなノリのグルーヴを従えアレサがドスを効かす、ソウルフルでファンキーな黒い1曲。アレサとバック・コーラスが掛け合う強力なフックもカッコいい。このアルバムはファンキーな曲が充実していて、他にはJBのカバー「Money Won't Change You」、グルーヴィーな「Niki Hoeky」、グイグイとアゲていく「Since You've Been Gone(Sweet Sweet Baby)」、レイ・チャールズのカバー「Come Back Baby」と、どれも凄い出来。
バラードは、キャロル・キング&ジェリー・ゴフィンが書き下ろした、後光が差すような完璧なクラシック・ソウル「(You Make Me Feel Like)A Natural Woman」、妹キャロライン作の情感溢れる「Ain't No Way」、この2曲は何度聴いても感動で鳥肌が立つ名曲。その他、霊感溢れるインプレッションズの名曲をアレサが完全にモノにした「People Get Ready」、アルバム中必ず1曲は入ってるブルージーな一発「Good To Me As I Am To You」、余裕の節回しで爽快に仕上げたヤング・ラスカルズの有名曲「Groovin'」のカバーなど、全曲素晴らしい。