plum happy
Plum Happy/David T.Walker
 Zea Records '70

メロウでファンキー、スピリチュアルかつ官能的なプレイで、ソウル~ジャズ界隈で確固たる地位を築いたギタリストの3作目のソロ・アルバム。ここでは、まだあの特徴的なフレージング、蕩けるようなエロいオブリガードは聴かれないが、ニュー・ソウルとの親和性も感じさせるファンキーな個性と、後のスタイルを感じさせるメロウネスが程よく混ざり合った快作。
ファンキーなワウ・ギターがウネウネとグルーヴする1曲目の「Doo Doo」からゴキゲンだが、ゴスペル曲をファンキーに仕上げた「Oh Happy Day」、抑えたファンクネスがひたひたと忍び寄る「Come Together」のカバー、ソウルフルで暖かいメロウ・チューン「Lay Lady Lay」、ブルージーな「Blues For My Father」、メロウなトーンに絆される「Listen To The Sun」など、デイヴィッド・Tの才能の片鱗を早くも見せつけられる。