musicology
Musicology/Prince
 Sony '04

4年ぶりのアルバム・リリースを目前に控え、殿下の近作を久しぶりに聴き返したりして勝手に盛り上がっているのだが、この『Musicology』も何年かぶりに聴いた。
名前をプリンスに戻した2000年の『Raibow Children』は久々の傑作だったが、ついにメジャー帰還となった『Musicology』は完全復活を強く印象付けたアルバムだ。
タイトル曲「Musicology」は割りとオーソドックスなJBスタイルのファンクで、以前のプリンスならやらなかったタイプの曲だが、もう昔のような気負いはないのだろう。歌詞にJBやスライ、アースの名前を折り込み、リラックスした風情でファンクする。「Illusion,Coma,Pimp&Circumstance」は、ややアウト・オブ・キーなヴォーカル、フリーキーな曲調で80年代のプリンスを想起させるサウンド。これもレヴォリューション時代を連想させるカッコいいギターが聴けるロック・ナンバー「A Million Days」、手堅いファンク・チューン「Life 'O' The Party」、地声にファルセットを交えてネットリ歌い上げるスロウ「Call My Name」、軽やかに疾走するロック・チューン「Cinnamon Girl」、可愛らしいポップな曲調の「What Do U Want Me 2 Do?」、「The Marrying Kind」~「If Eye Was The Man In Ur Life」と重めのポップ・ロック曲が繋がり、ファルセットで通すソウル・バラード「On The Couch」、スライっぽいクール・ファンク「Dear Mr.Man」、ラストはアコースティックでメロウな「Reflection」。