exodus
Exodus/NPG
 NPG '95

NPGとしては2作目にあたるアルバム。1作目の『Goldniga』は「Sexy MF」系のカッコいいジャズ・ファンク調トラックをトニー・Mの凡庸極まるラップが台無しにしていた勿体無いアルバムだったが、この『Exodus』ではクビになったトニー・Mに代わって殿下自身の歌も所々で聴くことができる。同時期の録音となる『Gold Expereince』はテンション漲る完成度の高い力作だったと思うが、ド派手で耳当たりのいいパワー・ポップ・ロック路線が個人的には少々耳障りだったが、バンド名義の『Exodus』はファンク路線。ジャケットからも窺えるがPファンクっぽいアプローチも見られ、90年代の改名前後の迷走期のプリンス作品の中では一番好きかも。ただし、曲間にいちいち入るセグエは邪魔だが。
「Get Wild」「New Power Soul」「The Good Life」「Return Of The Bump Squad」「Big Fun」など、強力なファンク・トラックがズラリと並ぶ。アコースティックな「Count The Days」、スィートな「Chelly,Chelly」などのバラード曲もいい。ラストの「The Exodus Has Begun」は壮大なファンク大作。