funk of ages
Funk Of Ages/Bernie Worrell
 Gramavision '90

バーニーの2ndソロ・アルバム。
Pファンク全盛期にリリースされた1st『All The Woo In The World』は、王道Pファンク・サウンドにバーニーの持ち味を上手く活かした、ややメロウな肌触りの傑作だったが、クリントンと袂を分かち自らプロデュースした本作は、80年代にロック畑への客演で築いた人脈を駆使し、多彩なゲストを適材適所に使い分けた見事な一大ファンク絵巻となった。個人的には、Pファンクにハマりかけていた頃にリアルタイムで聴いたアルバムで思い入れも深く(ブログ・タイトルはもちろんここから)、同時期のクリントンのソロ『The Cinderella Theory』を余裕で凌駕する傑作だと思う。
やはりファンク・ナンバーは取り分け出来が良く、Pファンク・クラシックの数々をサンプリングした「B.W.Jam」や、パーニーらしい遊び心溢れる「Ain't She Sweet」といったヒップホップ寄りの曲もイイが、やはり生バンドでグルーヴする正調Pファンク「Funk-A-Hall-Licks」にトドメを差す。盟友のブーツィー、メイシオの他、ドラムスはスティーヴ・ジョーダン、キーボードにハービー・ハンコック、そしてギターはキース・リチャーズという豪華布陣。各ゲストの見せ場もありつつ(キースのハマリっぷりが凄い)、主役バーニーを盛り立てる。ブルージーなルーズ・ファンク「Y-Spy」もキースのギターがカッコいい。
アヴェレイジ・ホワイト・バンドのスティーヴ・フェローンがドラムを叩く「Straight Ahead」、フィービー・スノウとバーニーがヴォーカルを取る「Don't Piss Me Off」、リヴィング・カラーをフィーチャーしたファンカデリカルなブラック・ロック「Beware Of Dog」、デイヴィッド・バーンと組んだユルいレゲエ調「Sing」「Real Life Dreams」など、ヴァラエティに富んだ構成で飽きさせない。ジャジーなメドレー「Volunteered Slavery/Bern's Blues/Outer Spaceways」、『Let's Take It To The Stage』収録曲の再演となるクラシカルな「At Mos 'Spheres」はバーニーの独壇場だ。