struttin
Struttin/The Meters
 Josie '70

ミーターズのジョシー時代の最後のアルバム。
基本的には前2作と同じく、スカスカのリズムとタメの深い独特のシンコペイト・グルーヴだが、時代の要請かアートのヴォーカルをフィーチャーした曲があるなどの変化もある。もちろん、このアルバムも傑作だ。

鶏が歩いているようなヒョコヒョコしたリズムがファンキーな「Chicken Strut」は、けたたましい鶏の鳴きマネも入って楽しい。「Liver Splash」はドラムとベースがガッチリ咬み合った実にグルーヴィーなファンク。「Witchita Lineman」はアートのぬるま湯加減のヴォーカルがイイ味。
「Joog」は抑えたグルーヴで淡々と進行するが、リズム・セクションのウネり具合はハンパない。「Go For Yourself」はオルガンが気持ちいい、これもグルーヴィーなナンバー。「Same Old Thing」は、ブレイク部分のヴォーカルの掛け合いも極まり過ぎの文句なくカッコいい傑作ファンク。

「Hand Clapping Song」は、タイトルどおりハンド・クラップで補強されたビートが強力なファンク・クラシック。「Darlin' Darlin'」は円やかな歌モノ。「Tippi-Toes」は細かいギターの刻み、ウネるベース・ラインが堪らなくグルーヴィー。
「Britches」は砂埃巻き上げるような乾いたギターとドカドカ叩きつけるドラムスが漆黒のファンクネスを生む。「Hey! Last Minute」はオルガンのリフがトボけた雰囲気の脱力系。リー・ドーシーのニュー・オリンズ・クラシック「Ride Your Pony」のカバーはアートの歌入り。
再発CDには、ヴォーカル入りの「Funky Meter's Soul」、インストの「Meter Strut」と、ファンキーな佳曲を2曲追加収録。