bring the funk on down
Bring The Funk On Down/The J.B.'s Reunion
 P-Vine '99

かつてJB'sでプレイした面々が、幹事フレッド・ウェズリーの仕切りで久々に集結した同窓会アルバム。
面子はボビー・バード、セント・クレア・ピンクニー、ピー・ウィー・エリス、リチャード・クッシュ・グリフィス、フレッド・トーマス、ジョニー・グリッグスなどだが、何と言っても目玉はクライドとジャボの全面参加で、仲良く約半分づつドラムを叩いている。ブーツィーのクレジットがある曲もあるが、どうやらベースは弾いていない模様。JB全盛期のギタリストが一人も参加していないのはちょっと寂しい。
この手のリユニオンとか再結成とかのアルバムは大抵の場合期待外れに終わるものだが、これはなかなか楽しい、そしてカッコいいファンク・アルバムになっている。もちろん70年代の傑作群には及ぶべくもないが、クライドとジャボの現役バリバリのグルーヴ・マスターっぷりに引っ張られて、最近の若いジャム・バンドなど到底敵わない年季の入ったグルーヴを聴くことができる。
曲頭の真っ黒い集団声が「Pass The Peas」を彷彿とさせる「Do The Doo」は70年代そのまんまのファンク・チューン。ステディなドラムスはジャボ、リード・ヴォーカルは意外にもクッシュだ。クライドのドラムとグリッグスのパーカッションがグリッティなグルーヴを刻む「On The Spot」、「Doing It To Death」みたいなリズムの「Up On 45」、フレッド・トーマスが歌う「Carry On」「Bring The Funk On Down」、気持ちのいいブラジリアン・ソウル「Dynaflo」、ドラムとパーカスのグルーヴにギターが絡んでくるイントロから気分がアガる「What About The Music」、クライドがリード・ヴォーカルを取る「There's A Price To Pay To Live In Paradise」「Born To Groove」、クールなファンク・ナンバー「Who Do You Think You're Fooling?」、ラストの「Mistakes And All」はクライド&ジャボ揃い踏みの現代的なビートのファンク・チューン。