good to go go
Good To Go Go/Chuck Brown with T.T.E.D.All Stars
 Jimco '92

日本のジムコが企画したGo-Goコンピレーション。92年というとニュー・ジャック全盛で、ヒップホップが広く浸透し始め、メアリー・J以降のヒップ・ホップ・ソウルが新たなムーヴメントとなっていた頃。Go-Goの一瞬の隆盛から数年経ち、ほとんど忘れ去られていた時期だったと思うのだが、当時ジムコはチャック・ブラウンやトラブル・ファンクのライヴ盤なんかを独自にリリースしたりして、どういうワケかGo-Goを強力にプッシュしていたようだ。
このコンピは、チャック・ブラウンを中心に、DCローカルの代表的なGo-Goバンドの、今となっては入手困難なレア曲を多数収録してあるので非常に重宝するCD。若い連中に格の違いを見せつける、Go-Goクラシックのチャック・ブラウン&ソウル・サーチャーズ「(We Need Some)Money」からスタート。ビッグ・トニーの野太いラップが煽るトラブル・ファンク「Back Doin What We Do Best」、『Livin' Large』より数倍カッコいいE.U.「Rock Yuh Butt」、スローなGo-Goビートの上にGo-Goクラシックの数々をマッシュ・アップした超カッコいいT.T.E.D.オール・スターズ「All Wrapped Up In One」、へヴィーにウネるレア・エッセンス「Give It Here」、オールド・スクールなノリで盛り上げるカサノヴァ・ケヴ&T.T.E.D.オール・スターズ「Good To Go-Go」、ジワジワとグルーヴを焚き付ける渋カッコいいチャック・ブラウン&ソウル・サーチャーズ「Back It On Up~Sho Yuh Right」、キャメオ「She's Strange」のフレーズを薄っすら下敷きにしたスラッグ・ゴー「She's A Bad Girl」、これもオールド・スクールなラップにアガるスキーボーン「Take It To The Top」、ラストは御大チャック・ブラウンがユルユル、ダラダラとグルーヴを垂れ流す「Woody's Mood」。