sexy freaky electric
Sexy,Freaky,Electric/Tony Hussle
 Reprise '05

グレン・ゴインズの甥だという新進R&Bシンガー、トニー・ハッスルのデビューEP。
ジャケットのちょっとヌボーっとした顔立ちは、ゴインズ家の濃い血筋を受け継いでいるようだが、シンガーとしてはグレンのようなディープ・シャウターではなく、ファルセット混じりに抑制された歌唱を聴かせるタイプで、声質はラファエル・サディーク似。作曲、プロデュース、演奏の多くも自分でこなす自作自演派。このデビュー作は、その才能の片鱗を十分に窺わせる力作で、その後のキャリアに秘かに期待していたのだが、残念ながらこの1枚のみでリリースが途絶えてしまっている。
ネットリ濃密な官能スロウ「Come Again」、ゆったりと揺蕩うような浮遊感が気持ちいい「In This House」、ディアンジェロのようにファルセットで自在にリズムに乗るミドル「Special」、アーニー・アイズレー風のギターが嘶く「Wait」、リリカルなピアノやギターが何となくプリンスっぽい「Your Girl」、ラストは極上ミッドR&B「She's A Virgin Too」。