tower of power
Tower Of Power
  Warner '73

タワー・オブ・パワーが大きな飛躍を遂げた3rdアルバム。
本作から、レニー・ウィリアムズ、チェスター・トンプソン、ブルース・コンテ、レニー・ピケットが加わり、バンドのベスト・メンバーが揃った。この面子で録音されたのは本作と次作『Back To Oakland』の2作のみだが、この2作がTOP全盛期の最高傑作。完成度では『Back To Oakland』が勝るが、ファンク・アルバムとしては本作の方に分がある。
アルバム1曲目の「What Is Hip?」はTOPを代表するファンク・チューン。ガリバルディ&ロッコの鉄壁のリズム・セクション、分厚いホーン隊、チェスター・トンプソンのグルーヴィーなハモンド、レニー・ウィリアムスの伸びやかでソウルフルなヴォーカルがガップリ組み合った傑作。「Soul Vaccination」も強力なファンク・ナンバーで、ブレント・バイヤーズの土臭いパーカッションがラテン味を滲ませる。グルーヴィーなミディアム・テンポのファンク「Get Yo' Feet Back On The Ground」、ホンキー・トンク風の「Clean Slate」など、ファンク曲はどれもカッコいい。
その他、爽快なポップ・ソウルの「Clever Girl」、シャッフル調の「This Time It's Real」、壮麗なオーケストレーションを伴った甘いバラード「Will I Ever Find A Love?」、イナタいミディアム「So Very Hard To Go」「Both Sorry Over Nothin'」、ムーディーなスロウ「Just Another Day」など、非ファンク曲も佳曲揃いで、アルバム全体の構成、バランスに長けている。