in the slot
In The Slot/Tower Of Power
 Warner '75

ベイエリア・ファンクの雄、タワー・オブ・パワーの6thアルバム。
このアルバムでは、全盛期を支えたヴォーカルのレニー・ウィリアムスが脱退し、ヒューバート・タブスが加入。伸びやかなハイ・トーンが特長的だったレニーに対し、ヒューバートはよりオーセンティックなソウル・シンガー。また前作『Urban Renewal』で一時脱退したドラムスのデイヴィッド・ガリバルディが本作では復帰。ロッコとの黄金のリズム・セクションの復活はやはり嬉しい。これまでのアルバムと比べるとやや影が薄い作品ではあるが、ファンクにスロウに非常に充実した傑作だ。
ガリバルディ&ロッコのリズム隊が繰り出すグルーヴが最高なファンク・チューン「Just Enough And Too Much」で快調にスタート。ソウルフルなミディアム・スロウ「Treat Me Like Your Man」、ホーン・セクションがバッチリきまったリズミックなファンク「Play My Cards Right」、TOPらしいムーディーなスロウ「As Surely As I Stand Here」、これまたグルーヴ感たっぷりのファンク「On The Serious Side」、「Squib Cakes」タイプのインスト・ファンク・ジャム「Ebony Jam」は強力。ややポップなメロディのミディアム「You're So Wonderful,So Marvelous」、チェスター・トンプソンのピアノが効いたジャズ・ファンク・チューン「Essence Of Innocence」、スケールの大きなバラード「The Soul Of A Child」、ラストはちょっとJB'sを思わせる傑作ファンク「Drop It In The Slot」。