soul vaccination
Soul Vaccination:Live/Tower Of Power
 Epic '99

98年のツアーの模様を収めたライヴ盤。
タワー・オブ・パワーはライヴ盤の多いバンドだが、これは70年代の全盛期にまったく引けを取らない素晴らしいライヴ・アルバムだ。何より、ガリバルディとロッコのファンク史上屈指のリズム隊が揃って健在なのが大きい。ガリバルディは70年代半ばからバンドを出たり入ったりしていたようだが、ガリバルディ在籍時に限ってライヴ盤をリリースしているように思えるのは、きっと気のせいではないだろう。ここでのヴォーカルはブレント・カーターだが、歴代のシンガーと比べても何ら遜色ない。
初っ端の「Soul With A Capital 'S'」からメチャクチャかっこいいファンク。ガリバルディ&ロッコの鉄壁のリズム・セクション、分厚いホーン・セクションから放たれるキレまくったファンク・グルーヴが堪らない。「I Like Your Style」はアーバンなファンク・ダンサーで、こういうのも良い。TOPのレパートリーの中でも5指に入るファンク・クラシック「Soul Vaccination」、初期の代表曲「Down To The Night Club(Bump City)」といったお馴染みの曲は、やはり聴いていて楽しい。ソウルフルな歌唱が素晴らしいスロウ「Willin' To Learn」、打ち込みのビートと生のドラムを合わせたソリッドなファンク「Souled Out」、タイトル通りJBの「Papa's Got A Brand New Bag」を意識したような「Diggin' On James Brown」、歯切れのいいリズミカルなヴォーカルがファンキーな「To Say The Least You're The Most」「You Strike My Main Nerve」、伸びやかなグルーヴが実に気持ちいい「Can't You See(You Doin' Me Wrong)」、ロッコのベース・ラインがゴツゴツしたグルーヴを生む「You Got To funkafize」なんかスタジオ録音版よりもカッコいいんじゃないだろうか。ミディアム・スロウの「So Very Hard To Go」に続き、いよいよ「What Is Hip」の登場。やはりこの曲は文句なくカッコいい。さらに「You're Still A Young Man」と人気曲が続き、ラストは「So I Got To Groove」とやや意外ではあるが、この曲もファンキーで熱い演奏に盛り上がる。