cabbage alley
Cabbage Alley/The Meters
 Reprise '72

ジョシー倒産後にメジャー移籍を果たしたミーターズの4thアルバム。
4人だけでスカスカのインストで勝負していた先の3枚と比べると、このアルバムは本格的にヴォーカルを据え、音数も増えた印象で、正式加入前のシリル・ネヴィルのパーカッションもかなり効いている。音楽性の幅も広がり、特にロック色が濃くなっている。
アフロなパーカッションが効いた「You've Got To Change(You've Got To Reform)」、エフェクトがややしつこい「Stay Away」は、共に土臭いファンク・ロックで悪くないが、やはり「Do The Dirt」「Gettin' Funkier All The Time」といったスカスカで泥臭いニューオリンズ・ファンクの方が好きだ。ピアノが軽快に転がるニューオリンズらしい「Cabbage Alley」もいい。FMの交通情報BGM風インスト「The Flower Song」、トロピカルなリゾート・ソング「Soul Island」などは、アルバムのヴァリエーションとしてはアリだが、曲としては面白味に欠ける。
ジョシー時代もアートが何曲かでヴォーカルを取っていたが、本作では歌い手としての魅力を増している。男臭い哀愁が滲むヴォーカルが味なニール・ヤングのカバー「Birds」、武骨な歌心が沁みる「Lonesome And Unwanted People」など、なかなか聴かせる。