live in louisville
Live In Louisville 1978/Bootsy's Rubber Band
 Disky Communications '99

20年経ってからリリースされた、ラバー・バンド絶頂期、プレイヤー・オブ・ザ・イヤー・ツアーの蔵出しライヴ音源。日本でもPヴァインからリリースされていた。
ややラフでルーズな感じの『Live In Oklahoma 1976』がPファンク本隊のノリだとすると、こちらはキッチリと構成された完成されたショウといった感じで、JB的。フレッドの不在は残念だが、バンドのダイナミックなファンク・グルーヴは凄いとしか言いようがない。非常に気合いの漲ったライヴだが、何でもブーツィーはこのツアーで精神的に消耗、疲弊してしまったらしく(何だかディアンジェロみたいなエピソードだが)、以降長らくツアーを休止、音楽活動は低迷期に入ってしまう。
ライヴはメイシオのMCから始まり、冒頭の「Bootsy?(What's The Name Of This Town)」から「Rubber Duckie」「Psychoticbumpschool」「Pinnochio Theory」と、曲間を繋いでスピーディーに畳み掛ける圧倒的なファンク・ジャムにブッ飛ばされる。音量デカ過ぎのブーツィーのスペース・ベース、バンドも締まってタイト、へヴィー・ファンクの洪水に押し流される。一気に突っ走った後は、テンポを落として「Hollywood Squares」。まったりしたグルーヴが気持ちいい。ブーツィーがファンク・サインを高々と掲げる様が目に浮かぶ、ブレイク部分の得も言われぬ昂揚感が堪らない。「Roto-Rooter」はスタジオ録音版以上にゴツゴツしたスピード感のあるファンク・グルーヴでカッコいい。
ショウの後半は「Very Yes」「Can't Stay Away」のスロウ2連発から。マッドボーンのキュートで悪戯っぽいヴォーカルとキャットフィッシュのギターが映える「Very Yes」、メイシオがエフェクトを駆使して官能的にブロウする「Can't Stay Away」、どちらも素晴らしい。ホーニー・ホーンズをフィーチャーした「Stretchin' Out(In A Rubber Band)」、ブーツィーのベース・ソロにジミヘンが乗り移ったかのようなバラード「I'd Rather Be With You」と、バンドの代表曲が続いた後、お待ちかねの「Ahh The Name Is Bootsy,Baby」が始まったかと思いきや、割りとあっさりとこの曲は切り上げ、メイシオの煽りを挟んでラストの「Bootzilla」へ。最後までへヴィーに攻め立て、心地よい疲労感を残す素晴らしいライヴ盤。