supermellow
Supermellow/Paul Humphrey
 Blue thumb '72

東のパーディー、西のハンフリー、と言ったらギャドソン先生に怒られそうだが、ジミー・スミス『Root Down』やマーヴィン・ゲイ『Let's Get It On』など、70年代前半の西海岸ジャズ~ソウル系のセッションで引手数多だったポール・ハンフリー。ブルー・サムに3枚リーダー作を残しているが、なかでは2枚目の『超メロウ』が一番好きだ。
参加メンバーは、チャック・レイニー、ウィルトン・フェルダー、ジョー・サンプル、アーサー・アダムスら西海岸の名手達。ほぼ『Let's Get It On』と共通する面子だが、息の合ったバンド・アンサンブルから生まれるグルーヴ、何よりバンドの要としてグルーヴを纏めるハンフリーのドラムスは流石だ。また、ほとんどの曲を自作するなど、本人もかなり気合いが入ったいたのだろう、よくあるソウル・ジャズ系のスタジオ・ミュージシャンによるお手軽セッション集とは一線を画す。ジャケットに写る、いかにも70年代的なファッションもイカす。
レゲエ~カリブ的なリズムも気持ちいいメロウ・ファンキーなタイトル曲「Supermellow」「St.Thomas」、グルーヴィーなジャズ・ファンク「Hot Ice Cream」「Boo-A-Cha」、軽快なソウル・ジャズ「Do The Buzzard」、アダムスのブルージーなギターとジョー・サンプルの鍵盤がカッコいい「Got It Together」など、ファンキーでメロウでグルーヴィーな快作。