first taste of sin
First Taste Of Sin/Cold Blood
 Reprise '72

西海岸の大型白人ファンク・バンド、コールド・ブラッド。どうしてもタワー・オブ・パワーとの比較で語られがちなバンドだが、TOPほどの黒さはなく、よりロックっぽい。リディア・ペンスのヴォーカルぱパワフルではあるが、ソウルフルとは言い難い。とは言え、残したアルバムはいずれも出来がよく、ファンク好きなら決して素通りできない存在。
この3rdアルバムは、何と言ってもダニー・ハサウェイ・プロデュースというのが最大のトピック。所々でダニーらしいアレンジが聴かれるのも嬉しい。曲も揃っていて、このバンドの最高傑作と言っていいと思う。
「Visions」や「Lo And Behold」、「My Lady Woman」などのファンキーなロック・チューン、エスコヴェード兄弟のパーカッションが効いたラテン・ファンク「Down To The Bone」、カッコいいジャズ・ファンク・チューン「No Way Home」あたりが聴きモノ。ダニーが作曲を手掛けた、いかにもダニーなメロディとアレンジのゴスペル・バラード「You Had To Know」、自らも『Extension Of A Man』で取り上げたインスト・ラテン・グルーヴ「Valdez In The Country」も素晴らしい。