change up the groove
Change Up The Groove/Roy Ayers Ubiquity
 Polydor '74

ロイ・エアーズは70年代半ばから徐々にディスコ・ファンクにシフトしていくのだが、74年の『Change Up The Groove』はまだジャズ・ファンク、ニュー・ソウル色を残していて十分に聴き応えがある。それにしても、リロイ・ハトソン『Hutson』なんかもそうだが、40年前の音楽とは思えないほど現代的な感覚は驚異的。
タイトル曲「Change Up The Groove」は重心低く迫るジャズ・ファンク・チューン、「Sensitize」は「What's Going On」を参照したと思しきニュー・ソウル・メロウ。ヴィブラフォンが疾走するスティーヴィーのカバー「Don't You Worry 'Bout A Thing」、まったり、スムーズ、リラクシンな「Mash Theme」、クールでスリリングなジャズ・ファンク「Fikisha(To Help Someone To Love)」、酩酊深海メロウ・グルーヴ「Feel Like Makin' Love」、やや泥臭さのあるファンク「When Is Real,Real?」、ほとんどヒップホップな「The Boogie Back」など、傑作連発の70年代前半だけあって安定感抜群の充実作。