zapp 3
Ⅲ/Zapp
 Warner '83

最近読んだ『Wax Poetics Japan』に掲載されていた、ザップのドラマー、レスター・トラウトマンのインタビュー記事。「ザップの1stと3rd、ロジャーの1stはドラムマシンは使っていない。すべて生ドラム。ザップの4thもほとんどが生ドラム」とのこと。ザップの2ndは生ドラムじゃないのかよ、と思ったが、ドラマー本人による全て生ドラムというお墨付きのこの3rdアルバムは、代表作2ndに匹敵する傑作。
基本的には2ndの延長線上にあり、完成されたザップ・サウンドで貫かれていて、高カロリーのファンクで攻めるA面、ソウル・バラードやジャジーなインストなど幅広い音楽性を披露するB面と、アルバム構成も2ndの黄金パターンを踏襲。Pファンクから流出した低音人間国宝、レイ・デイヴィスが本作からメンバー入りし、早速ここぞという所であのベース・ヴォイスをキメてくれている。
素晴らしいトーク・ボックス・プレイで哀愁メロディを歌う、弾力に富むミディアム・ファンク「Heartbreaker」、キャメオ「I Just Want To Be」を参考にしたらしい、激しくバウンスするビートに馬鹿デカいハンド・クラップを合わせるファンク・チューン「I Can Make You Dance」、「Doo Wa Ditty」をスロウ・ダウンさせたような「Play Some Blues」と、傑作ファンクの連打。
ポップなバラードの「Spend My Whole Life」、ネットリ絡みつくミディアム・ファンク「We Need The Buck」、フュージョン・テイストのジャジー・インスト「Tut-Tut(Jazz)」、ラストの「Doo Wa Ditty-Live」はイントロだけで終わってしまう、これは勿体ない、もっと聴きたい。