sweetback
Sweetback/Ivan Boogaloo Joe Jones
 Joka '76

プレスティッジで多くのリーダー作を残したソウル・ジャズ・ギタリスト、ブーガルー・ジョー・ジョーンズ。彼がキャリアの終盤にJokaというマイナー・レベルに残した最後のリーダー作『Sweetback』。あのブラックスプロイテーション映画から取ったと思しきタイトルもカッコいいが、ジャケットも素晴らしすぎる脂っこいジャズ・ファンク傑作。
ジョーンズの熱いファンク・ギターが疾走するグルーヴィーな「Confusion」、熱帯夜を思わせる湿度高めのまったりブルージー・ナンバー「Trouble In Mind」、真夜中の路地裏を漫ろ歩くようなイカしたジャズ・ファンクのタイトル曲「Sweetback」、何とオリビア・ニュートン・ジョンのあの有名曲のカバー「Have You Ever Been Mellow」、カリプソ風味のハリー・ベラフォンテのカバー「Jamaica Farewell」、ラストのスティーヴィーのカバー「You've Got It Bad,Girl」は、掻き毟るギターの熱に煽られてリズム隊共々炎上するジャズ・ファンク・チューン。