life
Life/Sly & The Family Stone
 Epic '68

『Stand!』で大爆発する直前の3rdアルバム『Life』。
サイケデリックでロックでファンキー、過渡期の作品だが難解な印象はなく、ポップなアルバム。故にファンク/ソウル耳には馴染みにくいとも言えるが、『Stand!』で見せたグラマラスなファンク・サウンドを構成する要素が、この『Life』で既にほぼ出揃っていることが分かる。何気にギターが良いのもポイント。
フレディのファズ・ギターが唸りを上げる「Dynamite!」で勢いよくスタート。「Chicken」もフレディのスクラッチ・ギターが活躍、ホーンが爆裂するロッキッシュな「Plastic Jim」、ポジティヴに弾けるファンキー・ナンバー「Fun」、へヴィーなサイケデリック・ファンク「Into My Own Thing」、キャッチーな陽性ポップ「Harmony」、タイトル曲「Life」もポップでキャッチーなメロディとリフで聴き易い。「Love City」はエリコのドラムスとラリーのベースが繰り出すゴツゴツしたグルーヴが突進するベスト・トラック。ダークな肌合いの「I'm A Animal」、「Dance To The Music」をよりファンクに発展させたような「M'lady」、ラストの「Jane Is A Groupee」もサイケなギターが印象的な曲。
現行CDには未発表曲3曲がボーナス収録されているが、なかでは不思議な無国籍感を漂わせる「Seven More Days」が興味深い。