wasted
Wasted/The Gaturs featuring Willie Tee
 Funky Delicacies '94

ニューオリンズの才人、ウィリー・ティー率いるバンド、ゲイターズの70年代初期の音源を中心に纏めた編集盤。
後にワイルド・マグノリアスの2枚の傑作インディアン・ファンク盤に大きく関与することになるウィリー・ティーだが、ここではジョシー期ミーターズを思わせる黒いグルーヴに、ジャズ・ファンク的なノリも交えた非凡なセンスを見せつける。
ニューオリンズらしいピアノが転がる「Booger Man」、オルガンとワウ・ギターのウネリが最高なファンク「Cold Bear」、ベース・ラインが地を這うクールなジャズ・ファンク調「Gatur Bait」、こみ上げ系の爽快なグルーヴィー・ソウル「Nobody Can Be You」、ラテン/アフロ色も交えたファスト・ファンク「Hunk Of Funk」、グルーヴィーな「Funky Funky Twist」、「Wasted」は「Shaft」系のブラックスプロイテーション風ジャズ・ファンク・チューン。メロウなモダン・ソウル「Concentrate」、シンセの音も入った「Get Up」などは70年代後半の音源と思われる。