howard tate
Howard Tate
 Atlantic '72 

60年代から活動するディープ・ソウル・シンガー、ハワード・テイト。
アトランティックからリリースされた本作は2ndアルバムにあたり、70年代唯一の作品。
名匠ジェリー・ラガヴォイのプロデュースで、バーナード・パーディー、ジェリー・ジェモット、エリック・ゲイル、デイヴィッド・スピノザ、リチャード・ティー、ラルフ・マクドナルドらが脇を固めた本作は、70年代アトランティック・ソウルの大傑作。当時のアトランティック・サウンドは、ニューヨーク録音による都会的なアレンジと演奏に、時にまろやかな南部テイストを程よく塗したソウルフルなサウンドが素晴らしいが、本作はよりアーシーなサザン・ソウル色が強く出ていて、ブルージーでファンキーなディープ・ソウル・アルバムに仕上がっている。テイトのややハイトーンのヴォーカルもソウルフルでカッコいい。
ブルージーで粘っこいファンク「She's A Burglar」、こちらもファンキーなスワンプ・ソウル「8 Days On The Road」、サザン・ソウル風味のバラード「You Don't Know Nothing About Love」、土臭いリズムに乗って歌うブルージー・ソウル「When I Was A Young Man」、ディープな「Girl Of The North Country」はボブ・ディランのカバー。
グルーヴィーでファンキーな「Where Did My Baby Go」「Keep Cool(Don't Be A Fool)」、スワンピーなサザン・ソウル「Jemima Surrender」、「Strugglin'」「It's Heavy」といったディープで堪らなくソウルフルな曲もイイ。重量感たっぷりにシャッフルするファンキー・ブルース・ソウル「It's Your Move」、ゴスペル・ソウルの「The Bitter End」など、全曲濃密なソウルが充満している。