live at the howard Theatre
Live At The Howard Theater 1978/The Brides Of Dr. Funkenstein
 P-Vine '94 

本作は、ブライズの78年の未発表ライヴ音源を、Pヴァインが94年になって発掘リリースしたもの。
「Disco To Go」のシングル・ヒットで人気の出たブライズは、ラバー・バンドのツアーの前座に起用されたようで、本CDはその時の音源。この時のツアーのラバー・バンドのライヴは、同じくPヴァインから出たCD『Live In Louisville 1978』を既にレヴュー済み。またDVDもPヴァインから出ている。余談だが、ブライズの正式な名称はThe Brides Of Funkensteinだが、本作では何故かDr. Funkensteinとなっている。
バックを固めているのは、フランキー・キャッシュ・ワディ、レイザー・シャープ、ホーニー・ホーンズといったラバー・バンドの面々(とは言っても、この頃は既にフレッド・ウェズリーはドロップ・アウト)。そこに、ブライズ用のツアー・バンドとして新たに招集された、ブラックバードやジェフ・チェロキー・バンらが加わった布陣。
当然ながら『Funk Or Walk』からのレパートリーが中心。ショウは「War Ship Touchante」からスタート。いきなり抜群のコンビネーションを見せるブライズの2人。それを強力にバックアップするバンドのグルーヴもまた凄い。続く「Birdie」は『Funk Or Walk』中でも屈指のへヴィー・ファンクだが、ここではややユルむ場面もありながらも、ゴリゴリのスロー・ファンクをキメてくれる。「Ride On」はパーラメント『Chocolate City』からの曲だが、ファンカデリック「Good To Your Earhole」や、「Mothership Connection」のフレーズを交えつつ、ここでもブライズは息の合ったパフォーマンスを見せる。ラバー・バンドの哀愁スロウ「Vanish In Our Sleep」を挟み、またも『Chocolate City』から「Together」を披露。オリジナル・ヴァージョンでのブーツィーのゴリゴリのベースをチェロキーが、バーニーの幾何学キーボード・フレーズをレイザー・シャープが見事に再現。ブライズの2人の聴衆イジリも楽しい。「Ride On」にしろ「Together」にしろ、Pファンク本隊によるライヴ音源はおそらく正規には残されていないので、こうしてブライズのライヴ音源として聴けるのは嬉しい。「Together」から間髪入れず、あの必殺フレーズから「Disco To Go」へと雪崩れ込む。ショウの最後で演奏されるこの曲が、やはり最高の盛り上がりを見せる。最後に再び「War Ship Touchante」に戻って大団円を迎える。