do the funky chicken
Do The Funky Chicken / Rufus Thomas
 Stax '69 

50年代初めからキャリアをスタートしたメンフィスのシンガー/エンターテイナー、ルーファス・トーマス。
ノベルティー調のファンキーでコミカルなダンス・ナンバーを十八番としたルーファスの、代表作のひとつが本作『Do The Funky Chicken』。バッキングはバーケイズとメンフィス・ホーンズにアイザック・ヘイズで、黒々としたスタックス・サウンドをバックに、御年53歳のルーファスの芸が披露される。

江戸屋猫八ばりのニワトリ声帯模写もゴキゲンなファンキー・ナンバー「Do The Funky Chicken」、快調にグルーヴするルイ・ジョーダンのカバー「Let The Good Times Roll」、引きずるようなグルーヴのスロー・ファンク「Sixty Minute Man」、ヴァレンティノスのカバー「Lookin' For A Love」、50年代にルーファスが放ったヒット曲「Bearcat」のセルフ・リメイクでも鳴きまねを披露しノリノリ。
アメリカ民謡「Old Mcdonald Had A Farm」はゴスペルっぽくクワイアを従えたパート1、ファンキーにカッ飛ばすパート2からなる。ドラムスとベースがゴリゴリのファンク・ビートを繰り出すダンス・ナンバー「Rufus Rastas Johnson Brown」、泥臭くブルージーな「Soul Food」、分厚いホーン・セクションが盛り上げるファンキー・チューン「Turn Your Damper Down」、ラストの「The Preacher And The Bear」はリズミカルなダンス・ナンバー。

再発CDにはボーナス・トラックとして本作前後のシングル曲を大量追加。エディ・フロイドのペンによるサザン・スワンパー「Funky Mississippi」、これも南部らしいアーシーなノリの「So Hard To Get Along With」、骨太なスタックス・ファンクを聴かせる「Funky Way」「I Want To Hold You」の4曲は68年のシングル。
72年の「Itch And Scratch」はゴツゴツした感触のグルーヴがイカツいファンク・チューンで、この頃になるとファンクの骨格がはっきりと浮き彫りになってくるが、ここではマラコのリズム・セクションを起用しているとのこと。74年のフェイム録音「Booogie Ain't Nuttin'」は、当時のブギー流行りに乗っかったパーティー・ファンク。