funky 16 corners
The Funky 16 Corners
 Stones Throw '01 

ストーンズ・スロウからリリースされた、レア・ファンク・コンピレーションの決定打とでも言うべき傑作選。
ファンク番長・イーゴンによりコンパイルされた本盤は、駄曲無しどころか全曲大当たり。とにかく黒く土臭いキラー・ファンクがこれでもかと入っており、カッコいいことこの上ない。この手のレア・ファンク・コンピは大抵の場合は玉石混交、ハズレを掴まされることも多いが、10割バッターが全打席フルスウィングするかのような本盤は、これからレア・ファンクものを聴こうする人にとっての入門盤としても最適。
エボニー・リズム・バンドの短いイントロからスタート、アーニー&トップ・ノーツ・インク「Dap Walk」はクール&ザ・ギャング「Chocolate Butter Milk」系のファンク、グルーヴィーな哀愁ファンクのジェイムス・リース&プログレッションズ「Let's Go(It's The Summertime)」と、序盤から絶妙な流れで引き込まれる。ウニョウニョ蠢くムーグ・シンセが強力なミッド・ファンクのバッド・メディシン「Trespaser」、JB直系ファンキー・ソウルのハイライターズ「The Funky 16 Corners」、正にタイトル通り鬼のファンク・リズムをキックするリズム・マシーン「The Kick」、コ・リアル・アーティスツ「What About You(In The World Today)」はパーカッシヴなリズムを刻むイカシたファンク。再びエボニー・リズム・バンドの短いインタールドを挟み、ホーン・アレンジがクール&ザ・ギャングみたいなソウル・ヴァイブレイションズ「The Dump」、再登場のジェイムス・リース&プログレッションズ「Jody's Freeze」はクールに疾走するグルーヴィー・ファンク、分厚いホーン・セクションが迫るビッグバンド・ジャズ・ファンクのカシミア・ステージ・バンド「Kashmere」、泥臭いグルーヴが最高なスリム&ソウルフル・セインツ「Fish Head」、タイトルからもわかる通りあの曲をファンキー・ソウル調に仕上げたビリー・ボール&アップセッターズfeat.ルーズベルト・マシューズ「Tighten Up Tighter」、激タイトなソウル・セヴン「Southside Funk」、極太ベースが脈打つ漆黒のへヴィー・ファンクのカーリーン&グルーヴァーズ「Can We Rap」、ワッツ103rdストリート・リズム・バンドっぽいスロー・ファンクのスパイダー・ハリソン「Beautiful Day」、トグロ巻くベース・ラインがクロいレヴォリューション・コンペアード・トゥ・ホワット「Go To Work」、路地裏系ジャズ・ファンクのブッバ・トーマス&ライトメン・プラス・ワン「The Phantom」、濡れたヴァイブが妖しく響くアブストラクトなジャズ・ファンク・チューンのウドゥン・グラスfeat.ビリー・ウッテン「In The Rain」、エボニー・リズム・バンドのアウトロとカット・ケミストによるマッシュ・アップ「Bunky's Pick」を挟んで、ラストはファンキーなカッティングをキメまくるジェイムス・ベル&ターナー・ブラザーズ「The Funky Buzzard」。