show your hand
Show Your Hand/The Average White Band
 MCA '73

アヴェレイジ・ホワイト・バンドの1stアルバム。
特大ヒット「Pick Up The Pieces」を含む2ndアルバム以降はアトランティックに移籍し、洗練されたファンク/ソウル・サウンドを聴かせるようになるが、本作ではロック的なアプローチも交えつつ結構荒々しいグルーヴを撒き散らしている。なかでも強力なビートを叩き出すドラムスが最高だが、ドラムはまだスティーヴ・フェローンではなく前任のロビン・マッキントッシュ。完全に白人のみのバンド構成だが、そんなことは関係なく本作はファンク・アルバムの傑作。
冒頭の「The Jugglers」がとにかく強烈。張り裂けんばかりに叩き付けるスネアと切り裂くようなハイハット、ギターがグシャグシャとカッティングを刻み付ける強力ファンク・ボム。ヴォーカル・ワークも熱いロッキンなグルーヴ・チューン「This World Has Music」、後年のメロウさとは一味違う骨っぽいミディアム「Twilight Zone」、土臭いノリのミッド・ファンク「Put It Where You Want It」はクルセイダーズのカバー。タイトル曲「Show Your Hand」は爽快なポップ・ロック~ソウル・ナンバー。ダウン・ホームなリラックスした風情の「Back In '67」、スタックスっぽいブルージーな骨太南部グルーヴの「Reach Out」、ラストの「T.L.C.」はかっちりタイトなファンク・チューンでこれも最高。