live at fillmore west
Live At Fillmore West / King Curtis
 Atco '71 

キング・カーティスの、死の1週間前にリリースされた遺作にして代表作『Live At The Fillmore West』。
アレサ・フランクリンの同名ライヴ・アルバムでバック・バンドを務めたキング・ピンズが、そのアレサのステージの前座として演奏した音源で、コレはアレサ盤に勝るとも劣らない名盤。
面子は、バーナード・パーディー、コーネル・デュプリー、ジェリー・ジェモット、トゥルーマン・トーマス、パンチョ・モラレス、そしてビリー・プレストンにメンフィス・ホーンズ。グルーヴ・マスター達が白人聴衆を前にジャズ/ソウル/ファンクをゴッタ煮にした黒汁滴る演奏を披露。選曲はアレサ盤同様にロック系のカバーが多いが、どの曲もソウルフルでグルーヴィーなのは流石。
オープニングから順番にベース、ドラムス、ギター、オルガン、ホーン、コンガ、サックス、エレピと入ってくる構成が抜群にカッコいい「Memphis Soul Stew」は、まさにグルーヴをドロドロに溶かし込んだガンボなソウル・シチューといった趣き。ソウルフルでムーディーなプロコル・ハルム「A Whiter Shade Of Pale」、ゴツゴツしたグルーヴがカッコいいレッド・ツェッペリン「Whole Lotta Love」、南部風情のソウル・バラード「I Stand Accused」、ファンキーにジャムるバディ・マイルス「Them Changes」、エフェクトの効いたサックスがウネる「Ode To Billie Joe」、快活なアップのスティーヴィー・ワンダー「Signed,Sealed,Delivered I'm Yours」、アレサのレパートリーとしても有名なソウル・ジャズ「Soul Serenade」など、名人達のグルーヴィーな演奏に酔い痴れるしかないアルバム。