funky funky new orleans 3
Funky Funky New Orleans 3
 Funky Delicacies '03 

ファンキー・デリカシーズのローカル・ファンク・コンピレーションには、シカゴ編、デトロイト編、ニューヨーク編、ヒューストン編などがあるが、ニューオリンズ編はシリーズ5作と最多。
ニューオリンズ・ファンクの編集盤としては、英ソウル・ジャズの『New Orleans Funk』シリーズが素晴らしい仕事ぶりだが、この『Funky Funky New Orleans』は学究肌のソウル・ジャズのコンピには到底入りそうもないような、下世話で猥雑なズルムケのB級~C級ファンクがゴチャゴチャ入り混じっていて面白い。
自分は2作目以降の4枚を入手したが、今回取り上げる本作は3枚目。収録されているのは、レアなシングル曲や未発表曲など他では聴いたこともないような曲がほとんどで、おそらく地元ニューオリンズでも無名のミュージシャンばかり(アーティスト名の分からない曲もある)。音質にやや難があることを除けば、コレは非常に楽しめる好編集盤。

セカンドライン・ファンクのカール・マーシャル&サウンド・ディメンション「Mardi Gras Party」から賑やかにスタート。勢いのあるシスター・ファンクのマリリン・バーバリン「Reborn」、ファットでナスティーなファンク・チューンのタイロン・チェスナット・ウィズ・ファンキー・ムーン・バンド「The Bump」、ジーン・ナイトのあの曲へのアンサー・ソング的なワーデル・ケゼルク・バンド「(That's Who I Think I Am)I'm Mr.Big Stuff」、イナタいスウィート・スロウのバーント・トースト&コーヒー「Give Your Love To Me」「I Love Your Girl」、ゲトー・ボーイズの同名曲を思い出してしまうラリー・ハミルトン「My Mind Keeps Playing Tricks On Me」は、グルーヴィーな哀愁ファンク。

チープでユルいノリが何ともイカすフルート・ファンクのボビー・マクラフリン「Funky Birthday」、どっしりとグルーヴするミッド・ファンクのリューベン・ベル「Superjock」、むせ返る様な暑苦しいダーティー・ファンクで最高な、氏名不詳のシンガーによる「I'm Your Sex Machine」、イナタいファンキー・ナンバーのウォルター・ウルフマン・ワシントン&ソウル・パワーズ「Goody Man」、ファンキーに盛り上げるエクスプロージョンズ「Hip Drop」にバロンズ「Love Power」、ささくれたギターがグルーヴィーなディーコン・ジョン「You Don't Know How To Turn Me On」、ラストのアーティスト名不明の「Freakenstein」はノヴェルティな怪物ファンク。