average white band
Average White Band
 Atlantic '74 

アトランティックに移籍し、活動の拠点をアメリカに移してリリースしたアヴェレイジ・ホワイト・バンドの2ndアルバム。
デビュー作『Show Your Hand』では、結構粗削りなファンクをやっていたが、アリフ・マーディンのプロデュースによる本作は、シャープでソリッドなファンクはそのままだが、メロウな歌モノも増え、かなり洗練された雰囲気になっている。思惑通り、シングル、アルバム共に大ヒットを記録。ドラムスのロビー・マッキントッシュは本作を最後にオーバー・ドーズで死去、次作以降は黒人ドラマー、スティーヴ・フェローンが加入し、洗練されつつもより黒いグルーヴを追求していくことになる。
爽快なグルーヴが心地よい「You Got It」からアルバムはスタート。タイトなファンク・チューンの「Got The Love」、全米シングル・チャートNo.1ヒットとなった「Pick Up The Pieces」は、JB’sを参照した切れ味鋭いインスト・ファンク。「Person To Person」はルーズなノリのミッド・ファンクでこれもカッコいい。アイズレー「Work To Do」のカバーは、より軽やかなグルーヴが気持ちいい。「Nothing You Can Do」は涼やかなメロウ・ソウルで、後にニュー・ジャージーのヴォーカル・グループ、ファースト・クラスにカバーされた。「Just Wanna Love You Tonight」「Keepinn' It To Myself」「I Just Can't Give You Up」など、アルバム後半もソウルフルな佳曲が続き、ラストはスロー・ファンクの「There's Always Someone Waiting」。