dirty word
Dirty Word / Dumpstaphunk
 Louisiana Red Hot '13 

アーロン・ネヴィルの息子アイヴァンと、アート・ネヴィルの息子イアンを擁する、ニュー・オリンズの5人組新世代ファンク・バンド、ダンプスタファンク。
濃過ぎるネヴィル一族の血統が証明するとおり、ミーターズやネヴィル・ブラザーズの流れを汲むバンドだが、他のニュー・オリンズの現行ファンク・バンドと比べても、このダンプスタファンクは殊更ヘヴィーで濃密。Pファンク的なデフォルメ感やロック的なハードさを滲ませる、ブラックネス溢れるヘヴィー・ファンク・サウンドは非常に強力。本作からニッキー・グラスピーという女性ドラマーにメンバー・チェンジしているが、パワー・ダウンするどころか、より強力なファンク・ビートを叩きだしている。
初っ端の「Dancin' To The Truth」から真っ黒けの重量級へヴィー・ファンク。続く「Dirty Word」もゴツゴツしたファンク・グルーヴで押しまくる。ベースがタイトなグルーヴを繰り出し、ホーン・セクションが厚みを加えるファンク「I Wish You Would」、ロックっぽい大らかなミディアム「They Don't Care」、「I Know You Know」はタメの効いたグルーヴに腰が揺れるミッド・ファンク。
ベティ・デイヴィスのへヴィー・スロー・ファンク・ロック「If I'm In Luck」と、グラハム・セントラル・ステーション屈指のミッド・ファンク「Water」という、ベイエリア・ファンク名曲のカバー2連発もかなり強力。ハードにブギをキメるファンク・ブルース/ロック「Blueswave」、重心低いグルーヴを垂れ流すファンカデリカルな「Reality Of The Situation」、ゴツゴツしながらウネリまくるグルーヴが堪らない「Take Time」、ラストのニューオリンズ・ブラス・バンド調の「Raise The House」まで、息もつかせぬ傑作ファンク・アルバム。