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5/Junie
 Columbia '81 

ジュニーの通算5作目となるソロ・アルバム。
基本的には前作『Bread Alone』の延長線上にある作品だが、捻くれ度はやや緩和し、一方でファンク度はやや増しといった印象。個人的には『Bread Alone』の方が出来は上と思うが、本作もジュニーならではの個性が十分に発揮された良作。
冒頭の「Rappin About Rappin(Uh-Uh-Uh)」は、ジュニー流Pファンクにニューヨーク・サウンドのテイストを持ち込んだようなミッド・ファンク・チューン。ジュニーのラップもなかなかクール。続く「I Love You Madly」はジュニーらしい哀愁ファンク・ダンサーで、この頭2曲がアルバム中では抜けた存在。「Cry Me A River」はカントリーっぽさもあるバラード、「Victim Of Love」はファンカデリック調のファンク・ロック・ナンバー。タイトル曲「5」はキュートでポップだけど、どこかプリンスにも通じる変態性が滲み出る。捻くれてそうで案外ストレートにポップな「Last One To Know」、シュガーフットらオハイオ・プレイヤーズの面々と共作した「Jarr The Ground」は、ウェストバウンド期ではなくマーキュリー移籍後のオハイオっぽさも少しあるファンク・ナンバー。ラストの「Taste Of Love」は、割とフツーのライト・ファンクかと思いきや、後半はやはり捻った展開で一筋縄ではいかない。