road to freedom
Road To Freedom / Young Disciples
 Talkin' Loud '91 

マルコとフェミの2人のDJ/プロデューサーからなるヤング・ディサイプルズ。ボビー・バードとヴィッキ・アンダーソンの娘、カーリーンをヴォーカルに起用してリリースしたグループ唯一のアルバムである本作『Road To Freedom』は、UKアシッド・ジャズ最大の成果と言ってしまいたい傑作。
ミック・タルボットやポール・ウェラーに加え、フレッド・ウェズリー、メイシオ・パーカー、ピー・ウィー・エリスらをゲストに招いた本作は、当時のヒップホップ/クラブ・サウンドと70年代のソウル/ジャズ/ファンクを、DJ的なセンスで瑞々しく結び付けている。リアル・タイムで愛聴したアルバムだが、ニュー・ジャック全盛の当時、本作のクールで生っぽいグルーヴはとても新鮮に響いた。
エディ・ラス「The Lope Song」、プリンス「Sign Of The Times」、ヴォイシズ・オブ・イースト・ハーレム「Little People」、カーティス・メイフィールド「We People Who Are Darker Than Blue」などをサンプリングした「Get Yourself Together」は、アシッド・ジャズを代表するクールなダンス・トラック。「Apparently Nothin'」は抑制されたグルーヴがクールに蠢くジャズ・ファンク。このアルバムの頭2曲は本作のハイライトとなるクラシック・チューン。
その他、マスタ・エースのラップをフィーチャーしたジャズ・ヒップホップ「Talkin' What I Feel」、JBホーンズを起用したジャズ・ファンク「Move On」、UKらしいダブ風のサウンドの「All I Have(In Dub)」「Step Right On(Dub)」、大作ジャズ・ソウル叙事詩「Freedom Suite」など、今聴いても色褪せることの無い素晴らしいアルバム。