sun goddess
Sun Goddess / Ramsey Lewis
 Columbia '74 

アルバム・タイトルをイメージしたジャケットも強烈なラムゼイ・ルイスのジャズ・ファンク名盤『Sun Goddess』。
ラムゼイのアルバムは何枚か聴いたが、ファンク/ソウル耳にはやはりこのアルバムが一番聴きやすい。アルバム中の2曲をモーリス・ホワイトがプロデュース、アース・ウィンド&ファイアの面々が演奏しているのが取っ付きやすさの理由。74年と言うとアースが猛烈な勢いでスターダムを駆け上がっていた頃。60年代後半にはラムゼイ・バンドのドラマーを務めていたモーリスが、かつての師をプロデュースし恩返しを果たしたといったところか。
アースがバックアップした2曲のうち、タイトル曲「Sun Goddess」は、涼やかなブラジリアン・スキャット・コーラスはいかにもアースな、非常に気持ちのいいメロウ・ジャズ・ファンクの名曲。もう1曲の「Hot Dawgit」は、これも『Open Our Eyes』当時のアースらしい、洗練一歩手前の臭みを残したミディアム・ファンク。2曲とも、一番良い時代のアースの音になっていて良い出来。
他の曲は、クリーヴランド・イートン、モーリス・ジェニングスとのトリオ演奏が基本。グルーヴィーなスティーヴィーのカバー「Living For The City」、スカイ・ハイ・プロダクションみたいなストリングス・アレンジのメロウ・フュージョン「Love Song」、重く粘っこいリズムのアフロ・ジャズ・ファンク「Jungle Strut」、ゴリっとした歯応えのジャズ・ファンク「Tambura」など、楽しめる内容になっている。