mr everything
Mr. Everything / Reggie Griffin
 Sweet Mountain '82 

マンチャイルド~レッド・ホットといったファンク・バンドを率いてきたレジー・グリフィンが、シュガー・ヒル傘下のスウィート・マウンテン・レコードからリリースしたソロ・アルバム。
プロデューサーとしてクレジットされているMr.ラッキーという人物の正体は、どうやらジョージ・カーとのこと。更にエグゼクティヴ・プロデューサーとして名を連ねるのはレーベル・オーナーの女帝、シルヴィア・ロビンソン。作曲・演奏も自身でこなすマルチ・ミュージシャンのレジーに対するレーベル側の期待も大きかったと思われる。本作『Mr.Everything』は、ギラギラのエレクトロ・ファンクと美麗なミディアム/スロウの落差がエゲツない、かなり刺激の強いアルバム。レジーのヴォーカルはどこかラリー・グラハム風だったりする。いかにも80年代的なジャケットもダサかっこいい。
レッド・ホットの作風をそのまま引き継いだような暑苦しくも爽快なエレクトロ・ファンク・ダンサー「Havin Fun」、極上ブリージン・メロウ・ミディアム「Whisper(In Your Ear)」、Pファンク調のダーティー・へヴィー・ファンク「You Don't Know(What I Know)」、メロウに揺蕩うアーバン・スロウ「Girl You Soothe Me」、真摯なバラード「Can't You See?」、耳に突き刺さるような爆音ハンド・クラップの歌謡ファンク「Electric Love」、ソリッドなブギー・ファンク「Be Myself」など、ファンクの肉体性とテクノな質感の融合は一昔前であれば耳に痛いサウンドだったが、今聴くとイイ感じに気持ちいい。Pヴァイン盤CDに追加収録されたシングル・オンリー曲「Mirda Rock」は、ヴォコーダー使いのスパイシーなピコピコ・エレクトロ・ファンク。