sum of the parts
Sum Of The Parts / Larry Ridley
 Strata-East '75 

ジャズ・ベース奏者、ラリー・リドリーがストラタ・イーストに残したリーダー作。
コーネル・デュプリー、ソニー・フォーチュン、グラディ・テイトらがバック・アップした本作は、このレーベルらしいスピリチュアルなムードが漂うが、ニュー・ソウル的なメロウネスと、いい塩梅のラテン・テイストが塗された、比較的聴きやすいジャズ・ファンク/ソウル・ジャズの好盤。
ミッドナイト・ラテン・ジャズ・ファンクの「Changa Chikuyo」、スピリチュアルな「It Was A Very Good Year」、ドラムスとベース、クラヴィネットがグルーヴィーに黒くウネるジャズ・ファンク・チューン「Well You Needn't」、前年にアース・ウィンド&ファイアも取り上げた、ボサノヴァ・タッチの柔らかいジャジー・メロウ「Feelin' Blue」、臭みのあるブルージーなジャズ・ファンク「Indiana Avenue」、メロウなジャクソン5のカバー「Never Can Say Goodbye」など、真夜中に静かに浸りたい作品。