earth wind and fire
Earth,Wind & Fire
 Warner Bros '71

アース・ウィンド&ファイアの記念すべきデビュー作。
とは言っても、ここでのアースは、コロンビア移籍後のアースとはほぼ別のバンドだ。モーリス・ホワイトはコロンビア移籍の際にメンバーを全員クビにし、フィリップ・ベイリーやヴァーダイン・ホワイト、アル・マッケイら全盛期を支えるメンバーでバンドを再編。それに伴って、徐々にクロス・オーバー、ダンスフロア対応のサウンドへと洗練されていく。
本作では後のコマーシャルや要素は皆無、ジャケットから受ける印象そのままの、洗練とは程遠いイナタく泥臭いファンク/ソウル/ジャズ/ロックのゴッタ煮グルーヴ。ファンク/レア・グルーヴ的にはなかなか美味しいアルバムで、後の作品よりも良いと思わせるような原石の輝きを放っている。
粗削りなラテン・ジャズ・ファンク「Help Somebody」、ウネるグルーヴがカッコいいファンク・チューン「Moment Of Truth」、メロウなソウル・ナンバー「Love Is Life」、リズム・セクションが繰り出すグリッティなグルーヴと分厚いホーン・セクションのジャズ・ファンク「Fan The Fire」、太いベース・ラインとファンキーなワウ・カッティングが強力な「C'mon Children」、ジャズとソウルのミクスチュア「This World Today」、早くもカリンバが登場する漆黒のアフロ・ジャズ・ファンク「Bad Tune」と全曲聴きモノ。