us music
U.S. Music with Funkadelic
 Westbound '09 

ゲイリー・シャイダー、コーデル・ブギー・モッソンを輩出したU.S.(=United Soul)。
ゲイリーとブギーはもともと子供時代にクリントンの床屋に出入りしていたようで、72年の『America Eats Its Young』あたりからファンカデリックのレコーディングに参加、翌73年から正式にファンカデリックのメンバーとなり、以降バンドの中核としてPファンク黄金期の屋台骨を支えることなる。
コレは、2人がファンカデリック正式加入前の72年にU.S.で録音した音源をまとめたもの。withファンカデリックとクレジットされているとおり、ファンカデリックの連中が完全バックアップ。プロデュースは何故かクリントンではなく、バーニー・ウォーレルとファジー・ハスキンス、レイ・デイヴィスとなっているが、まさに72年当時のファンカデリックの音、『America Eats Its Young』に通じるサイケデリックでファンキーでロックなサウンド。
朗々としたバラード「This Broken Heart」は『Cosmic Slop』に収録された曲だが、どうやら同じテイクのよう。「Baby I Owe You Something Good」は『Let's Take It To The Stage』で再演されているが、へヴィなゴスペル・バラードの再演版に比べ、U.S.版はアップテンポで初期スライっぽい曲調。このU.S.版も『Let's Take It To The Stage』の現行CDにボーナス・トラックとして収録されている。ファジー作のバラード「I Miss My Baby」も『Maggot Brain』の現行CDボートラで聴ける曲。「Be What You Is」「Rat Kiss The Cat On The Naval」の2曲はおそらく本作でしか聴けない曲で、いずれもファンカデリックの小型版といった感じのダーティー&グルーヴィーにウネるサイケデリック・ファンク・ロックで最高。