ill be your rainbow
I'll Be Your Rainbow / Bobby Wilson
 Buddah '75 

ボビー・ウィルソンの唯一のアルバム『I'll Be Your Rainbow』。
デトロイトのユナイティッド・サウンドやマイアミのTK、フィラデルフィアのシグマなどで録音された本作は、名匠ヴァーノン・バロックのプロデュース、ポール・ライザーのアレンジのもと、ニュー・ソウル的なテイスト、デトロイト特有の硬質さ、マイアミらしいメロウネス、フィリー調の煌びやかなムードと、実に美味しいトコ取りのサウンド。このボビー・ウィルソンという人はシンガーとしても大変魅力的で、伸びやかで程よくディープなノドを聴かせてくれる。
一曲目の「Deeper And Deeper」は、マーヴィン・ゲイやバリー・ホワイトの曲にも通じる壮麗なストリングス・アレンジ、ジワジワと込み上げてくる曲調、ソウルフルなヴォーカルが素晴らしいニュー・ソウル・メロウな逸品。コレに匹敵するのがやはりニュー・ソウル調の「Don't Shut Me Out」で、ジョニー・ブリストル風のソリッドなグルーヴがイカす名曲。
その他も良い曲が揃っていて、ドリーミー・スロウの「Hey Girl(Tell Me)」 、モータウン調のデトロイト・ソウル「Let Me(Put Love Back In Your Life)」、メロウなバラードの「I'll Be Your Rainbow」、シルキーなフィリー・スウィートの「Here Is Where The Love Is」「You Make Me Feel Good All Over」、チャーチなオルガンが盛り立てるゴスペル・バラード「I'll Take Good Care Of You」、マイアミ録音ながらフィリー・ダンサー風の「All I Need(I've Got)」、モダンなミディアム・スロウの「When I Don't See A Smile On Your Face」と、全曲素晴らしい70年代ソウルの名盤。