kokomo
Kokomo
 Columbia '75 

UKのファンキーな白人バンド、ココモの1stアルバム。
『ファンキーマシーン★ココモ1号』なんてトホホな邦題が付けられたアルバムだが、内容はなかなか充実していて楽しめる。同じUK出身の白人ファンク・バンド、アヴェレイジ・ホワイト・バンドのようにアメリカで成功を収めることは出来なかったが、男性ヴォーカルはAWBよりも黒い(女性ヴォーカルはフツーの白人ポップだが)。だがサウンドはAWBほどはファンク/ソウル的ではなく、ロック/ポップとの気持ちのいい中庸といった感じ。
『Light Of The World』の頃のクール&ザ・ギャングみたいなファンク・チューン「Kitty Sittin' Pretty」、落ち着いたムードのミディアム「Anytime」、ウォーキング・テンポで弾む「I'm Sorry Babe」、女性ヴォーカルのメロウ・ナンバー「Forever」、重心低く構えたファンク・ロック・チューン「It Ain't Cool(To Be Cool No More)」、気持ちよくグルーヴするミドル「Feeling This Way」、パーカッションが効いたグルーヴィーなファンク「Sweet Sugar Thing」、爽快に疾走するボビー・ウォマック「I Can Understanding」のカバー、ラストの「Angel」はキュートでメロウな曲。