let me in
Let Me In / General Caine
 Groove Time '78 

Pファンクからの影響も露わなL.A.ゲットー叩き上げのファンカー、ミッチ・マクドウェル率いるファンク・バンド、ジェネラル・ケインの記念すべき1stアルバム。
アルバムとしては3作目『Girls』を頂点に、80年代随一のへヴィー・ファンク・バンドへと成り上がるジェネラル・ケインだが、この1作目の時点で既に、粗っぽくイナタいながらも情け容赦ないへヴィー・ファンクを叩きつけてくる。猥雑で怪しげな雰囲気、ベースとドラムスのズッシリとした重量感溢れるグルーヴはPファンク譲り。ジャケットもイカす傑作ファンク・アルバムに仕上がっている。
1曲目の、ハンド・クラップと太っといベースが不気味にウネる、Pファンク・マナーのへヴィー・ファンク「I'm The Man」がまず強力。イナタいミディアム・スロウのタイトル曲「Let Me In」、ブギーに弾むファンク・チューン「Jump Country」、ロックなギターが嘶くイントロに導かれ、タイトなドラムス&ベースのグルーヴとコズミックなP印のシンセが怪しく響くミッド・ファンク「Can I Get A Little Bit More」、ナスティなムード漂うファンク・ナンバー「Just In Time」、ほっこり温かいソウルフルなミディアム「Will You Be My Lover」、ラストの「Fly Song」はハードなギターが炸裂するへヴィー・ファンク。