take another look
Take Another Look / Soul Survivors
 Atco '69 

チャールズ&リチャードのインガイ兄弟を中心に結成されたホワイト・ソウル・バンド、ソウル・サヴァイヴァーズ。
およそソウル・ミュージックのアルバムらしくないジャケットの本作『Take Another Look』は彼らの2ndアルバム。本作はギャンブル&ハフのプロデュース曲(但しフィリーではなくニューヨーク録音)を一部含むが、ほとんどの曲はフェイム・スタジオでの録音で、プロデュースは名匠リック・ホール。
大幅なメンバー・チェンジを経て74年にリリースされたシグマ録音の3rdアルバムのような洗練はここには勿論ないが、インガイ兄弟のソウルフルなヴォーカルはマッスル・ショールズ産のアーシーなサウンドによくマッチしている。

泥臭くファンキーなスワンプ・ナンバー「Funky Way To Treat Somebody」、ソウルとポップがいいバランスで折衷したスロウの「Jesse」と軽快な「Mama Soul」、ズッシリとした重量感のミディアム「Darkness」、「We Got A Job To Do」はホーンも厚く盛り上げるファンキーなサザン・ソウル。
「Keep Your Face, Brother」はカントリー臭さもマッスル・ショールズらしいミディアム。エタ・ジェイムス「Tell Mama」のカバー「Tell Daddy」、「Got Down On Saturday」もカントリー調というかロックっぽい曲。
いずれもフェイム・スタジオらしい土の薫りのするサザン・ソウルが楽しめる。

残る3曲はギャンブル&ハフのプロデュース曲。サイケなムードも漂う「Baby, Please Don't Stop」、アーリー・フィリーな雰囲気を湛えた「(Why Don't You)Go Out Walking」、ピアノが特徴的なポップ・ナンバー「Turn Out My Fire」と、フェイム録音曲との対比も面白い。