now do u wanta dance
Now Do U Wanta Dance / Graham Central Station
 Warner Bros. '77 

グラハム・セントラル・ステーションの5thアルバム『Now Do U Wanta Dance』。
前作『Mirror』を最後に、ヴォーカル&リズム・ボックス担当のチョコレートが脱退。前作はややポップで凡庸な出来で、パワー・ダウンした感が拭えなかったが、本作では一転、ベースもドラムスも低重心でゴリゴリ迫るヘヴィー・ファンク・アルバムになっている。個人的には1stアルバムがGCSのベストだが、ファンク度で言えば本作がGCS史上最も高い。
1stアルバム同様にアカペラの小曲「Happ-E-2-C-U-A-Gain」でアルバムはスタート、直後の「Now Do-U-Wanta Dance」はグニャグニャとウネり地を這うベースとヴォコーダーが超強力な激重へヴィー・ファンク。そこから曲間無しで繋がる「Last Train」も壮絶なへヴィー・ファンク・チューン。1stアルバム収録の「Ain't No Fun To Me」以来のアル・グリーン・カバーとなる「Love And Happiness」もアーシーなファンク・ナンバー、弾力に富むスラップが跳ねまくり、激しいディストーションがバリバリと炸裂する大地震ファンク「Earthquake」、ポップな曲調かと思いきやサウンドは容赦ないへヴィー・ファンクの「Crazy Chicken」と、ここまで圧巻のファンク連弾で放心状態。
以降は、ヴァラエイティの広いレパートリーで、スライ「Hot Fun In The Summer Time」を思わせる3連のミディアム「Stomped Beat-Up And Whooped」、GCSには珍しいブルージーな味わいのあるへヴィー・バラード「Lead Me On」、ポップな「Saving My Love For You」、「Have Faith In Me」も彼らとしては異色のスティーヴィー調ポップ・ソウルで、ラリーの歌唱もまるで別人のよう。