west coast revival
West Coast Revival
 L.A. International '77 

L.A.出身の3人組ヴォーカル・グループ、ウェスト・コースト・リヴァイヴァル。
本作はグループの唯一のアルバム。プロデューサー/アレンジャーとしてクレジットされているのは、ウォーのプロデューサーとして有名なジェリー・ゴールドスタイン。今では、スライを搾取しまくった悪徳マネージャーの印象が強い人だが、人間性はともかく仕事ぶりは確かなようで、本作も西海岸らしいカラッとした爽快ソウル・アルバムの好盤に仕上がっている。
ヴォーカル・グループ然としたダンサー「It's Gonna Be Hard」、キャロル・キングのカバーとなるメロウ・ミディアム「So Far Away」、パーカッションも効いたイナタいミドル・ファンク「Feelin' Alright」、ドラマティックなスロウ「Love Of My Life」、ドラムと一緒に足を踏み鳴らしたくなる陽性ミディアム・ソウル「Talkin Bout Love」、ファンキーなグルーヴィー・チューン「The Family Was Right」、ほっこりミディアムの「Free」、土臭いノリのミディアム「My Mind Is At Ease」、分厚いホーン・セクションとコーラスが盛り立て、クールなエレピ・ソロもイカすグルーヴィー・ソウル「Familiar Places」と、なかなか楽しめる作品。
再発CDはボーナス・トラックを2曲収録。爽やかな朝のムードを醸すメロウ・ナンバー「Beautiful Girl」、「Stop,Think,Get It Together」はマッタリ気分のミディアムで、いずれもイイ感じ。