whats up fornt that counts
What's Up Front That Counts / The Counts
 Westbound '71 

デトロイトのファンク・バンド、ファビュラス・カウンツが、バンド名をシンプルにカウンツと改めてリリースした1stアルバム『What's Up Front That Counts』。
ギター、オルガン、パーカッションなどがザクザクと刻む土臭いサウンド、アフロやジャズ・ファンクを取り込んだファンク/レア・グルーヴの傑作で、S.O.U.L.のアルバムあたりに近い印象。
タイトル曲「What's Up Front That Counts」は、グリッティなグルーヴをグリグリとねじ込んでくるファンク・チューン。続く「Rhythm Changes」もグルーヴィーなファンクで、エッジの効いたギターとオルガンのリフもカッコいい。粗削りな勢いのある「Thinking Single」、ファンキーに疾走するグルーヴ・チューン「Why Not Start All Over Again」、泥臭くウネるファンク「Pack Of Lies」など、なかなか楽しめる内容。再発CDにボーナス・トラックとして収録された未発表曲「Motor City」は、タメの効いたミッド・ファンクでやや後の年代の録音と思われる。