whatcha see is whatcha get
Whatcha See Is Whatcha Get / The Dramatics
 Volt '72 

デトロイトの至宝、ドラマティックスの1stアルバム『Whatcha See Is Whatcha Get』。
ウィ・ジーことウィリアム・ハワードの掠れ気味のディープなヴォーカル、ロン・バンクスのスウィートなファルセット、そして5人の重厚なハーモニーは70年代ヴォーカル・グループの中でも最強の一角。名匠ドン・デイヴィスとトニー・へスターのプロデュースによる本作は、ファンクやニュー・ソウル的なニュアンスも塗した名盤中の名盤。
ファンキーな重めのミドル「Get Up And Get Down」、ウィ・ジーのディープ・シンギングに濡れるスロウ「Thank You For Your Love」、グルーヴィーに揺れるミディアム「Hot Pants In The Summer Time」、ラテン・テイスト匂うファンキーなグレイト・ミディアム「Whatcha See Is Whatcha Get」は、ヴォーカル・ワークも余裕のカッコよさ。哀愁滲む擬音入りスウィート・ソウルの超名曲「In The Rain」、まったりと体温が上がるソウルフルな「Gimme Some(Good Soul Music)」、真摯な歌心が胸を打つ感動的なバラード「Fall In Love,Lady Love」、余韻を残す軽めのミディアム「Mary Don'tcha Wanna」と、全8曲すべてが名曲。