dont fight the feeling
Don't Fight The Feeling / Sound Experience
 Philly Soulville '74 

フィラデルフィアの10人組ファンク・バンド、サウンド・エクスペリエンス。
このバンドはアルバム3枚出しているようだが、スタン・ワトソン・プロデュース、シグマ録音の本作『Don't Fight The Feeling』は2ndにあたる作品。大所帯のファンク・バンド故、フィリー・ソウルを象徴する華麗なストリングス・サウンドは聴かれないが、ギターやパーカッション、オルガンの音色にはフィリーらしさを感じさせる。コレと言った個性には欠けるものの、ラテンやロックの要素も取り込んだグルーヴィーなファンクが楽しめる。
イナタいノリのファンク・チューン「Your Love Belongs To Me」、これもモッサリしたイナタいファンク「Can I Be Your Lover」、ヴォーカル・グループ・スタイルのスロウ「This World Is Really Mine」、バウンシーなミッド・ファンク「Step People」、ラフなクラヴィネットがザクザク刻むファンク・ナンバー「Don't Fight The Feelin'」、パーカッションが軽やかなソウル・ナンバー「Going Through The Motion」、ファンキーなフィリー・グルーヴ「Don't You Know You've Broken My Heart」、ムードたっぷりのフィリー・バラード「You Don't Know What You're Doing」、ワウ・ギターがウネるファンク「Devil With The Bust」など、佳曲揃い。
Pヴァイン盤再発CDには、ボーナス・トラックを7曲追加収録。重たいノリのブラス・ファンク「40 Acres And A Mule」は1stアルバム『Live At Glen Mills Reform School For Boys』から。クール&ザ・ギャング的なストリート・ファンク「Where Love Has Gone」、重心低く構えたミッド・ファンク「Sha Na Na Na Boom Boom」は3rd『Boogie Woogie』の収録曲。ゴリゴリのクラヴィネット・ファンク「J.P. Walk」と、ラテン・テイストを塗したサマー・グルーヴ・チューン「Summer Girl」の2曲はシングル・オンリーの曲と思われる。グルーヴィーなミドル「Can This Be True」、ホーン・セクションとオルガンがリードするファンク「Don't Bother Me」はおそらく未発表曲。