one nite alone live
One Nite Alone... Live! / Prince & The New Power Generation
 NPG '02 

"One Nite Alone..."ツアーの模様を収めた、プリンスの貴重な公式ライヴ・アルバム。
ライヴ本編の2CDと、アフター・ショウを収録した1CDをセットにしたボックス・セットとして発売されたものだが、アフター・ショウの方は先にレヴュー済みなので、ここではライヴ本編の2CDをピックアップ。
ニュー・パワー・ジェネレーションとの連名になっているが、ここでは初期NPGのメンバーは既に去り、名を連ねるのはジョン・ブラックウェル、ロンダ・スミス、レナト・ネト、メイシオ・パーカー、グレッグ・ボイヤー、キャンディ・ダルファー、ナジーといった面子で、プリンスのバック・バンド史上最高の演奏能力を誇る錚々たる顔ぶれ。当時の最新作『Rainbow Children』同様にややジャズ寄りのサウンドは、このバンドだからこそという部分はあったハズ。
ライヴのスタートはクールなジャズ・ファンク・ナンバー「Rainbow Children」。メロウなジャジーR&B「Muse 2 The Pharaoh」はプリンスからネオ・ソウルへの回答。グルーヴィーなジャズ・ファンク「Xenophobia」では各メンバーの見せ場もたっぷり。それにしてもメイシオは誰とやっても変わらぬメイシオ節。「Slow Love」系のロマンティック・バラード「Extraordinary」ではレナトのジャジーなキーボード・ソロが冴え渡る。蕩けるミッドナイト・ジャジー・メロウの「Mellow」、激タイトなファンク「1+1+1 Is 3」ではプリンスのファンキー極まるカッティングとドデカいクラップ音が炸裂。ゆったりとしたブルージーなジャズ「The Other Side Of The Pillow」に続いて、80年代の名曲「Strange Relationship」「When U Were Mine」と来るとやはり胸が熱くなる。静謐なジャズ・バラード「Avalanche」でディスク1は終了。
ディスク2はファンキーな「Family Name」からスタート、「Take Me With U」「Raspberry Beret」とポップな曲で繋ぎ、大盛り上がりのパーティー・ファンク「Everlasting Now」で昇天。そしてここから先は鍵盤弾き語りによる名曲メドレー。「One Nite Alone...」に始まり「Adore」「I Wanna Be Your Lover」「Do Me,Baby」「Condition Of The Heart」「Diamonds & Pearls」「The Beatiful Ones」とヨダレものの展開。生前最後のツアーとなった"Piano & A Microphone Tour"もこんな感じだったのかと思うと感慨深い。「Nothing Compares 2 U」の途中からはバンドも付き、「Free」「Starfish & Coffee」「Sometimes It Snows In April」「How Come U Don't Call Me Anymore」と、コレでもかと往年の名曲を繰り出す。最後は「Anna Stesia」の荘厳な昂揚感とともに幕。